4月25日は、泊原発3号機本格運転取消訴訟公判3回目が開かれました。今回は、神恵内村の滝本正雄さんと共和町の小林芳子さんが、意見陳述を行いました。滝本さんは、病院勤務時代の被曝の体験のこと、肥田先生たちと共に、原爆被爆者の認定の活動をされてきたこと、活断層の市民科学者として、活断層の調査研究を続けてこられたものの、北電にはずっと無視され続けてきたこと、などについて語られました。小林さんは、東京での暮らしから逃れて、共和町に引っ越し、ようやく天国に近い場所に落ち着いたかと思った矢先に、プルサーマル計画のことを知り、プルサーマルを知ろう後志住民の会を作って活動されてきたこと、2回の原発と今回の福島原発事故を体験した日本には、核の恐ろしさを語り、核に時代に終わりを告げるという、与えられた役目があるのではないかと語られました。
5月5日には、泊3号機が止まり、日本は原発ゼロの日を迎えます。これにより、この訴訟を取り下げ、改めて、原発の安全性、その判断基準を争点に、泊原発1、2、3号機の再稼働を止めるための、国相手の行政訴訟を予定しています。本来、国民の健康と安全を守る責任を果たすべき国が、安全性も確認されない原発の稼働に認可証を与える、その国の責任を問い、泊3号機の運転再開を認めないという国民の固い意思を表明した、ここにこの裁判の意味があったと思います。
札幌地裁へ行進(動画はHPでご覧ください。)
*法廷内はマスコミのみ撮影許可
原告団今後の打ち合わせ
記者会見1
記者会見2
記者会見3
動画はHPでごらんください。