2012年6月10日日曜日

国連総長バン・ギムン回答「福島4号機使用済み燃料プールの安定確保への国連介入要請について」 2012年6月1日


4月30日付けで、グリーンアクション、Shut泊の連名で、小出裕章さん、後藤政志さん、村田光平さん、松村昭雄さん、ロバート・アルバレツさん、全国72団体の賛同で、バン・ギムン国連総長宛に提出した「福島4号機使用済み燃料プールの安定確保のための国連介入の要請」に対する国連からの回答が届きましたので、以下添付します。
回答の要点は「国連総長は、福島原発事故を受け、原発の安全性に個人的にも多大な重要性を感じている。2011年9月には、原子力の安全性と安全保障に関するハイレベル国連会議を開催した。2012年3月には、このテーマでソウル核の安全保障サミットを開催した。、、、国連総長は、原発は今後もエネルギー源として重要な役割を担うという認識に基づき、原発に対する信頼を取り戻すことが重要と考える。、、、今後もIAEA及びIACRNEなどの国連機関と協力して、原発の危機管理に対する支援を行っていく。」

福島4号機に関しては、一言も触れていません。第一弾の要請書に続いて、第二弾として世界324団体の賛同で、同様の要請書を国連総長と野田総理に送っていますが、おそらく同じ回答が予想されます。今や4号機だけではなく、1、2、3号機も、特有の危機的問題を抱えていることも判明しています。アメリカの科学者たちの間では、福島第一原発の安定確保はもはや難しいという悲観論が高まっているとも聞いています。今後は、世界の市民団体に現状を訴え、国際NGOや各国政府からの国連へ要請提出を促すことが重要だと思います。

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