Shut泊は、95の呼びかけ団体に一つとして、原発さよなら署名を集めてきました。この署名の発起団体の一つである大阪の美浜の会の小山さんからのメールが届きました。8万筆の署名を7月27日に国に提出に行くそうです。その時、
原発さよなら署名を集めるために多大の努力をしていただいたみなさん。
美浜の会の小山です。
原発さよなら署名は現在、美浜の会に送られてきた実物数と報告された集約数を併せておよそ8万は超えています。
送られて来た分をいま数え直したりしていて、まだ確定数は分かりません。
第1次署名提出を7月29日(金)にということで、福島みずほ議員事務所を通じて申し込んでいますが、まだ確定していません。
しかし感触では、たぶん29日でいけそうな感じではあります。
(前日の28日になる可能性もあります)。
■さて、この間に状況は大きく動いてきました。
現実的な意味では、いまの焦点は定期検査で停止中(調整運転中を含む)の原発の再稼働を阻止することにあります。
この間の経過をごく簡単に若干整理しておきます。
◆簡単な経過
・6月18日に海江田経産相が、緊急安全宣言による対策を踏まえた安全宣言を発表。
・それをもって、6月29日に佐賀に行き、古川知事と岸本玄海町長と出会って運転再開を要請。
・それを受けて岸本町長は九電社長を呼んで運転再開を了承。
・7月5日に菅-細野-海江田会談で、事実上6月18日安全宣言に否定的。
・7月6日、安全委から保安院にストレステストの評価手法と実施計画をだすよう指示。
同時に、海江田大臣がストレステストの実施を表明。
・7月7日、岸本町長が運転再開承認を撤回
・7月11日、ストレステストに関する枝野・海江田・細野見解を表明。
・7月15日、定検中ながら調整運転中の大飯1号と泊3号の商業運転再開が急浮上。
福井・関西で国相手の差し止め訴訟の原告募集開始。
・7月15日夜~16日に大飯1号が事故で停止。商業運転再開は飛んでしまった。
・7月21日、保安院から安全委へのストレステスト報告が了承(15日に出したものの再提出)。
という経過を踏まえると現在の焦点は次の点にあるでしょう。
1.調整運転中の泊3号の商業運転開始を許さないこと。
2.現在定期検査で停止中の原発の運転再開を許さないこと。
そのためには、ストレステスト一次評価の批判を踏まえて再開阻止の運動を全国的に展開すること。
3.年内に一つの区切りが置かれているため、当面は次々と定検停止するすべての原発の年内の運転再開阻止を目指すこと。
◆署名提出時の交渉の焦点-質問要望書の内容
このような状況を踏まえると、7月29日予定の署名提出時の交渉では、自然と次の点が焦点になるでしょう。
1.泊3号の運転再開の阻止。
2.緊急安全対策では運転できないことを再確認すること。
3.ストレステストの一次評価について、特に福島第一原発事故の実態を踏まえるよう要求すること。
特に、地震動で配管が破損している疑いについて見解をただすこと。
4.安全設計審査指針が津波によって破綻したこと、その意味の確認を迫ること。
このような考えに沿って、質問要望書案をつくりましたので、緊急にご検討をお願いします(添付ファイル)。
◆署名提出当日の段取り
・国には保安院と安全委員会からの出席を依頼しています。
・当日は事前に、交渉の内容的な検討を行い、同時に、署名の集約を行います。
署名は各自でご持参ください(時刻は後でお知らせします)。
そのとき署名数と提出者の名前・住所を書いたメモ用紙を担当者に渡してください。
・当日来れない方は、事前に(25日必着で)下記ふくろうの会に郵送してください。
福島老朽原発を考える会 (ふくろうの会)
(〒162-0825) 東京都新宿区神楽坂2-19銀鈴会館405号 共同事務所AIR気付
TEL:03-5225-7213 / FAX:03-5225-7214
◆質問要望書案の取り扱いについて
当日提出する予定の質問要望書(実際は少し前に渡しておいて当日に回答を求めます)については早急に仕上げて事前に渡す必要があります。
申し訳ありませんが、ご意見は26日(火)までに寄せてください。
そして、当初の呼びかけ団体(95団体)の名前で提出することをご了解お願いします。
特に異論が出ない場合、了承していただいたものとさせてください。
ご意見の集約は最終的には私におまかせくださるよう、よろしくお願いします。
状況が流動的なこともあり、急ぎますので、いろいろとご無理なことを押しつけますが、なにとぞよろしくご了解くださるようお願いいたします。
当日は、全国の意思を一つにし、運転再開阻止の一点に集中して追及しましょう。
7月24日 小山英之(美浜の会)